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フラメンコ・トリビア

💃【フラメンコってどんなダンス?どんな音楽?】

「フラメンコって聞いたことあるけど、実はよく知らない…」
「情熱的っていうけど、どんな風に踊るの?」
そんな素朴なギモン、ありませんか?

ここでは、フラメンコの音楽やダンスの魅力を、初心者の方にもわかりやすく

ご紹介していきます✨
まずは“フラメンコって何?”から、一緒にのぞいてみましょう♪

中高年と初心者の岐阜フラメンコ教室ダンサフラメンカ
【本当は日本人には分かりやすいフラメンコのリズム】

💃実は日本人にとって、フラメンコは“踊りやすい”ダンスなんです!

「ダンスってリズムが難しい…」
そう感じていませんか?

でも実は、フラメンコのリズムは私たち日本人にとって、とてもなじみやすいんです。

その理由のひとつが、「スペイン語」との共通点にあります。

スペイン語と日本語には、意外な共通点がたくさん!

  1. 母音は a・e・i・u・o の5つだけ!
     → ローマ字読みができれば、スペイン語の単語も発音しやすく、カタカナにも置き換えやすい!

  2. 主語を省略する
     → 日本語と同じく「言わなくても伝わる」が成立する言語です。

  3. 分かっていることは省略する
     → 余分な言葉を使わない、感覚で通じ合う文化!

  4. 語順が柔軟(フレキシブル)
     → 日本語と同じように、言いたいことに合わせて語順が変えられる!

これらの特徴があるからこそ、スペイン語のリズムも日本語と似た「流れ」や「抑揚」があり、自然に体が反応しやすいんです。

つまり――フラメンコのリズムは、日本人にとってとても踊りやすい!

なぜ日本でフラメンコが人気なの?

実際、日本はスペインに次いでフラメンコ人口が多い国とも言われています。

なぜなら、
・言語的なリズムの親しみやすさ
・繊細さや情熱に共感できる日本人気質
・そして何より、踊る楽しさと心の開放感があるから!

💃フラメンコには2つの楽しみ方があります

  1. ショーダンス(舞台でのパフォーマンス)
     テレビやレストランのステージで観るような、プロによる高度な演技です。華やかで迫力がありますが、技術的には難易度が高いです。

  2. ペーニャ・フラメンカ(趣味としてのフラメンコ)
     フラメンコ好きが集まって踊る、もっと自由で楽しいスタイル。
     ギターや歌、踊りをみんなで楽しみながら、自分らしくフラメンコを表現する場です。

🌹ダンサフラメンカのレッスンでは…

私たちダンサフラメンカでは、入門クラスでフラメンコ特有の動きやリズムを、無理なく丁寧に学びます。

・気軽に踊れる振り付け
・初心者向けのタンゴやブレリアス
・そして、ペーニャ・フラメンカのように仲間と楽しむスタイル

さらに初級クラスでは、少しずつショー的な要素も取り入れて、より豊かに、より楽しく、フラメンコにチャレンジしていきます!

💫フラメンコは人生を彩るダンスです

体を動かす楽しさ、音楽と一体になる喜び、自分らしく表現できる自由さ――
フラメンコは、あなたの毎日に彩りを与え、心も体も元気にしてくれます。

「難しそう…」と思っていたあなたも、きっと踊れます。
さあ、あなたも一緒に楽しんでみませんか?

【フラメンコの成立】

💃フラメンコのはじまりと今 〜情熱のダンスが生まれた物語〜

フラメンコは、もともと**「カンテ(フラメンコの歌)」として生まれ、
のちにギターの音色やバイレ(ダンス)**が加わって、今の形へと発展していきました。

その成り立ちには、「ヒターノ(ジプシー、ロマ民族)」と呼ばれる人々が大きく関わっています。
さらにユダヤ人、アラブ人、カスティーリャやアンダルシア地方の古い音楽など、さまざまな文化の影響もフラメンコに息づいています。

🌍フラメンコを育んだ人々と歴史

フラメンコの歴史をさかのぼると、15世紀のスペインにたどり着きます。
この時代、アラブ人の支配が終わり、ユダヤ人が追放されつつありました。

そんななか、北インドを起源とするロマ民族(ジプシー)がスペインへと移動してきます。
不安定な立場にあったユダヤ人・アラブ人とロマの人々が交わり、独自の文化的共同体を形成していったのです。

この中で、人々の心を映し出すような歌=カンテ(歌)が生まれ、
18世紀の終わりには「ジプシーの芸能」から「フラメンコ」と呼ばれるようになりました。

🎶カンテ=心の奥から湧き出る歌

フラメンコの歌は、家族や仲間との集まりの場で、悲しみや喜びを語るように歌われていたもの。
上手い下手ではなく、「心の奥底からにじみ出る感情」を伝えることが求められました。

それは、作られた感情ではなく、偽りのない“魂の声”。
だからこそ、聞く人の心を強く揺さぶるのです。

🎭フラメンコが“ステージの芸術”へ

19世紀後半、カディス・セビージャ・ヘレスなどの都市でフラメンコは劇場やショーレストランで披露されるようになります。
ここからギターとダンスが加わり、ステージのパフォーマンスとしてのフラメンコが始まりました。

このころのダンスは、ジプシー的な即興から発展し、
やがて「グラン・アントニオ」「カルメン・アマジャ」といった偉大なダンサーたちの登場によって、
私たちが親しむ“フラメンコダンス”として形づくられていきます。

👠フラメンコダンスの特徴

フラメンコのダンスは、
・足の打ち鳴らし(サパテアード)
・手拍子(パルマ)や打楽器カホン
・掛け声(オレー!アッサー!ビバ・ラ・グラシア!)

など、音楽と身体の一体感が魅力です。

また、手の動きや姿勢に特徴があり、
時には扇子、カスタネット、杖などの小道具を使うこともあります。

🔄伝統と進化を両立するダンス

フラメンコは伝統芸能でありながら、
「模倣よりも個性や表現を大切にする」文化です。

そのため、時代とともに進化し続け、
1960年代には歌手カマロン、ギタリストパコ・デ・ルシアらによって革新的なスタイルが登場。
フラメンコは世界へと羽ばたいていきました。

🌍現代のフラメンコスタイル

今では大きく分けて2つのスタイルがあります:

  • プーロ(Puro):伝統的なフラメンコ曲で踊る「純粋」スタイル

  • モデルノ(Moderno):クラシック、タンゴ、ジャズ、ヒップホップなどの音楽と融合した「現代風」スタイル

🎉フラメンコは世界の宝へ

2010年にはフラメンコがユネスコの世界無形文化遺産に登録され、
11月16日は「世界フラメンコデー」として祝われています。

💫まとめ

フラメンコは、多くの文化や人々の歴史が織りなす、魂の芸術。
歌から始まり、ギターとダンスが加わり、時代とともに進化してきました。

そして今も、世界中で人々の心を動かし、踊られ続けています。
あなたもこの情熱のリズム、体で感じてみませんか?

company information

岐阜県岐阜市八幡町のフラメンコダンススタジオ・ダンサフラメンカのWEBサイトです。中高年と初心者のフラメンコ教室です。フラメンコギターやフラメンコの歌のレッスンもあります。また、舞踊団として、みなさまの活躍の場もご用意しています。

岐阜フラメンコ舞踊団はイベントや会合などへの出演など承ります。

中高年初心者から始める岐阜フラメンコ教室ダンサフラメンカ.jpg

​その他、講座のご案内

​スタジオ・ダンサフラメンカでは、フラメンコダンスのほか、アルゼンチンタンゴ、サルサ、バチャータ、男女ベリーダンス、アイリッシュダンス、スーフィーダンスなどの各種ダンスやフラメンコギター、フラメンコの歌、タロット、手相、スペイン語、外国人のための日本語など様々な講座があります。

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