フラメンコのトリビア◇お囃子・掛け声
【男も踊るフラメンコ】
つい先日のお話。
唐突に「フラメンコ見学できるの?」と男性がスタジオに来訪。他のレッスン・コンテンツだったのであまり時間をとれなくて十分な説明が出来ずに残念な思いをしました。
その方が「女の人の踊りやね」とつぶやいたので、急ぎ否定(汗)
確かにステレオタイプ的な「女の人の踊り」といったイメージが流布しているようです。
フラメンコダンスについて語るならば、確かに女性比率は高い(特に日本では!)のですが、
実際は男女ともに踊るダンスです。
これはペアダンスという意味ではなく、フラメンコは基本的には個々の思いを表現するダンスなので、社交ダンスのように男女が組んで踊ることはありません。
男女の振り付けに大きな差異はありませんが「男は男らしく踊る」のが基本。
スペインでもっとも男性的なイメージはおそらく闘牛でしょう。男性フラメンコダンサーの所作は闘牛士に似ています。
なにしろ、「闘牛士に憧れない男はいない」というお国柄。
華やかのドレスの女性の中に黒一点の男性ダンサーはなかなかの存在感があります。
私の友人に言わせると「男と舞台で踊るのは嫌。絶対に男のほうが目立つ。本当に腹立たしい。」のだとか。
実際、私のスタジオでの発表会でも女性会員の旦那さんは「先生の動きは違うね。男が踊ってかっこいいダンスだね。」と感じ入った様子だったそうです。
ただし、最近は表現方法は人それぞれに幅がひろがりつつあります。
世界的に男女の平等が広く受け入れられ、トランスジェンダーへの理解が深まる中、やはりフラメンコも影響を受けています。
例えば、本来は女性の小道具だった扇子やショール、スカートなどを男性が使って踊ることも行われるようになってきました。
でも、それで良いと私は思います。
なぜなら、フラメンコは個々の思いを表現するものだから。
あなたもフラメンコであなた自身を表現しませんか?
いまは気付かなくても、フラメンコを踊ることで「あなた自身とあなたが表現したいもの」がきっと見つかります!